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ゲーマーコントラバス奏者の雑談2

2023年を振り返って、お礼のご挨拶

まず、沢山の方々のご協力と応援により、音楽家として今年も活動できた事を大変感謝致します。

本当にありがとうございます。


今年は、実は悲しい出来事やつらい事もあり、やや精神的にハードな一年でしたが、

周りの方々の支えで、無事に2023年を乗り越えられた様な気がします。


いきなり暗い始まり方でしたが、新しく始めた事も沢山あり、今後の活動が面白くなりそうだなと思っています。


まず、コロナ禍に入った時に始めた在宅コンサートのシステムを流用して、

コントラバスのyoutubeチャンネルを開設致しました。


お陰様でリアルのお仕事が徐々に回復し、

練習時間などの都合、永らく続けていた在宅コンサートは暫くお休みにはしましたが、

このyoutubeチャンネルの開設自体は、一つの目標でしたので、あるべき活動に落ち着いたのかなと思っています。



これまで、多くの学校や社会人の方々など、レッスンに伺っておりますが、

いわゆる「先生を呼べる」という事は、

改めて、大変恵まれている一握りの環境だと感じております。


かつて自分もそうであった様に、世の中には専門家を金銭面や物理的な距離で呼んでもらえず、

インターネットの情報を頼りに、

独学で部活動の中、コントラバスに励んでいる子供たちがいるはずだと思っております。


そういった子供たちに、youtubeの登場によって情報を飛ばす事が出来るのは、大変自分の中では嬉しい事です。



元々、東京芸術大学を目指したキッカケは、そういった、

「専門的な指導を受けられない部活動の子供達に、水準の高い技術や学術を提供する為に、自分自身がそれを身に付ける事」でした。


この気持ちは今も変わらず、自身の能力を常に向上、研究し続けて、よりよい情報を教えたいと思っております。


自身のインターネットの時代はyoutubeというものは無く、基本的には文字ベースで調べなくてはいけませんでした。

特にお気に入りで読みふけっていたのは、奥田一夫さんというコントラバス奏者のHPで、ウルトラバシッシモというサイトです。


プロになれたらお話ししてみたいと思っていたので、マウンテンバイクの事故で亡くなられた時は大変ショックでした。


専門的な指導を受けられない自分にとって、プロのコントラバス奏者が書いた様々な情報は、

自分のやっている練習が正しいのかどうか、楽器のメンテナンスはどうしたら良いか分からない中、非常に説得力ある情報として助けてくれました。


お陰様で、今こうしてプロとして活動できる様になったのは、間違いなくあの時あのサイトがあったからだと思っています。


僭越ながら、多少専門的な指導を出来る様にはなったと思うので、そろそろ自分も発信にも力を注ぐ時期なのかなと。

子供たちには、プロになって欲しいというよりは、まずコントラバスをつらく感じず、好きだと思って欲しいです。

特にコントラバスは、第一希望じゃない方多いので。笑


コントラバスって、最初弦痛いし、でかいし、重いし、最悪ケガするし、印象悪いんですよね。

でも、専門的な練習をちゃんと段階踏んでいくと、苦行ではない何か魅力が浮き出てくると思っております。


自分の原点は、やっぱりこの低音が好きなんだなと。改めて書くと小っ恥ずかしいですが、音色や振動感が楽しいんですよね。笑


その楽しさをより多くの子供達に伝える為に、youtubeの活動を来年はもう少し充実出来ればとは思います。

勿論、大人も楽しんで欲しいですが。笑



そしてもう一つ、別の話です。


最近、関わらせて頂いているゲーム音楽系の演奏会も凄く活発になって、今後どんな風に世の中がゲーム音楽とどう関わって行くのか、とても楽しみに思います。


特にゲーム音楽演奏というのは、もう10年以上も前から行われておりますが、

クラシックの演目の中にも、ゲーム音楽が混じってくるケースも多く出て来ましたし、

今年は羽生結弦さんのショーに使われたりしました。


ゲーム音楽演奏の立ち位置が、少しずつ変わって来ているという印象があります。


特に思うのは、長い間ゲーム音楽演奏をやり続けて来たアマチュアやプロの活動のお陰で、ゲーム音楽の奏法ノウハウが蓄積され、

どういった点に気をつけて演奏するべきなのか、このゲームタイトルはどんなコンセプトなのか、作曲家ごとにどう弾き分かるのか等、

そういった事が、クラシック音楽や吹奏楽の様に、"アカデミック"にまとまって来た様な気がしています。


ゲームが好きで演奏する、というのは勿論ですが、

今後の事を考えると、この学問的な要素というのも大事になるのではないかなと考えています。


…でもまあ自分のスタンスは、どう盛り上がろうと「ゲームが好き」が原点なのは変わらないと思いますが。笑


ゲーム音楽演奏のノウハウの需要があれば、指導する事は出来ると思うので、ご連絡頂ければと思います。笑(宣伝)



最後に、今年感じた事は、

やはりアフターコロナというのでしょうか、

人と人との繋がり、という現象を強く感じました。


ある程度、コロナで人脈がリセットされたと正直思っていたのですが、

暫く連絡がなかったご依頼先や、お友達とかから連絡がきたりして、

なんというか、超人脈雑人間としては大変ありがたく、そして多大な反省を覚えております…。笑


たまに業界に、丁寧に人と関わる事を大切にしている方っていますが、

見習って自分も来年はもう少しちゃんとしないとな、と思いました。笑


笑、とか付けてる場合ではない。


人脈から生まれる、想定もしていなかったインプットなんかもあったりして、

そういった事が芸術家としても成長させてくれるのだろうな、と今年は強く感じました。



兎にも角にも、

来年もまたゲーマーコントラバス奏者として、

さらに自分のやりたい活動に挑戦していければと思っております。


本当に色々やりたい活動はありますが、

まずは今年巻いた種を育てていければと。


コントラバス実演やレッスンの他、youtube、ゲーム実況など、

引き続き、いろんな活動を積極的にしていきたいと思いますので、

今後とも応援頂ければ幸いです。


来年も宜しくお願い致します!

レッスン受けてみたいという方は、お気軽にご連絡下さいね!(宣伝。笑


橋本 慎一

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